【解説】オンサイトワークとは?|現地作業はAIに奪われない仕事

解説

そもそも「オンサイトワーク」とは、そして「IT系オンサイトワーク」とは一体なんなのか?
詳しく解説していきます。

オンサイトワークとは?

目的の現地に赴いて行う作業や業務の事を指します。
オンサイト(on-site):「現地で」「現場で」

例えば清掃・警備・フードデリバリー・機器の設置・自販機の商品補充などが代表的なオンサイトワークです。

昨今広く社会に定着した「リモートワーク」の対義語として、「オンサイトワーク」という表現がありますが、そちらとは別の概念です。

IT系オンサイトワークとは?

オンサイトワークの中でもパソコンやキャッシュレス決済端末など、「IT機器の導入や交換に関するオンサイトワーク」の総称です。

主な作業場所:
官公庁施設、一般企業オフィス、病院、コンビニ店舗、スーパーマーケット、ドラッグストア

主な作業対象端末:
パソコン、タブレット、プリンター、ルーター、キャッシュレス決済端末、POSレジ端末など

主な作業内容:
新規導入、既設機器との入れ替え(リプレース)、部品の一部交換、各種動作テストなど

IT系オンサイトワークの特徴

AIに奪われない仕事

実際に現地に赴き、その場で作業を行うのがオンサイトワークです。
移動と作業がセットであり、また現地はインターネット環境下では無いこともあります。
そのため、AIやロボットによる遠隔操作等での完全代替は不可能です。

品質が均一化されている

IT系オンサイトワークの多くは手順書に基づいた作業です。
そのため、手順書をよく読み、過不足無く実行しさえすれば、特別な資格やスキルは無くても行える仕事です。
(但し、報・連・相、確認、挨拶などの一般的なビジネスマナーは当然求められます。)

手順書により、どのワーカーが実行しても同じ結果が得られることで、品質が均一化されています。

現場付近に在住しているだけでバリューがある

「品質が均一化されている」ことにより、ワーカーには作業を受託する上での強みが見出しづらいと思われがちですが、実は最も優位性が生まれるのは「どこに住んでいるか」です。
現場に赴く必要がある性質上、現場最寄りに住んでいるワーカーに最高のバリューが生じます。
そのため、様々な面で都市部より不利とされる地方や過疎地では、競合相手も少なく、受託に有利な場面も多くなります。
(但し、依頼の総量は圧倒的に都市部が多いです。)

IT系オンサイトワークの意義

日本の人口は減少を続ける一方で、必然的に労働人口も減少、「人手不足」「働き手不足」が様々な業界で叫ばれています。
少子化の改善、移民受け入れなどで「人口を増加させる」アプローチ、副業/複業・リスキニングの推奨による「働き方を変える」アプローチ、アウトソーシングやDXといった「生産性向上」のアプローチなど、日本全体で様々な取り組みが為されています。

最終的には人の手で行う必要があり、参画のハードルも高くなく、地方・過疎地での就労機会増加にも寄与が可能なIT系オンサイトワークは、現在日本の抱える労働問題解決の一助となる可能性を秘めています。

当サイトは情報発信を通じ、IT系オンサイトワークが少しでも多くの方に認知されることで、ひいては社会全体へ好影響がもたらされるを切に願っています。

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